ウカイ＆パートナーズ法律事務所

住宅ローンを滞納したら競売になるのですか？

滞納しはじめて、約3ヶ月～6ヶ月ほどで競売になる可能性があります。 いつ自宅を競売されるかは、各金融機関によってタイミングが異なります。

相談や面談に費用はかかるの？

住宅ローン滞納のご相談や自宅任意売却のご相談は、相談無料です。弁護士がしっかり聞き取りをすることで債務状況を把握し、あなたのご希望をじっくりお聞きします。また、具体的なアドバイスを含め、全て無料で対応させて頂きます。

住宅ローンの滞納で相談したいのですが、状況が把握出来ていません。どうしたら良いですか？

例えば、現在いくらローンが残っているか、保証人は誰か、借入先は何件あるか、住宅ローン以外の借入額はいくらか、税金の支払状況など、1つずつ整理していく必要があります。これらは返済計画表又は残高証明書、当時の契約書や借用書、固定資産納税通知書等をご持参頂ければ確認出来ます。もっとも、これらがお手元にないという方も一度ご相談下さい。現状把握のためのアドバイスをさせていただきます。まずは我々弁護士にご相談下さい。一緒に現状を把握して、解決方法を考えましょう。

そもそも任意売却とは何ですか？通常の不動産の売却とどう違うの？

任意売却は、通常の不動産売却をしても残ローンを返済できない場合に、銀行と交渉をして残ローンが残ることを前提に不動産を売却する手続きです。任意売却は、通常の不動産売買と異なり、住宅ローンを支払えないなど債務超過状態にあることが前提となります。

任意売却をすれば、住宅ローンは一切なくなるのですか？

いいえ。「住宅ローンの残額＋諸費用」よりも「売却代金」の方が高い場合には、住宅ローンはなくなりますが、多くの場合、住宅ローンが残ることになるでしょう。例えば、住宅ローンの残りが１千万円で任意売却をして、1500万円で売れた場合は住宅ローンはなくなりますが、800万円で売れた場合は住宅ローンが残ります。

任意売却をすれば、必ず引越費用を確保できますか？

必ず確保できるというものではありませんが、引越費用として20～30万円程度を確保できることは多いです。ただ、引越費用全額を確保できるわけではありませんし、全く確保できないこともございます。

任意売却にはどの程度の時間がかかりますか？

事例によって大幅に異なります。一般的には、市場に売りに出すよりも不動産業者間で売買することがほとんどなので、すぐに買い手が見つかることが多く、その場合には、１～３ヶ月程度で任意売却が終了します。もっとも、すべての不動産が売れるとは限りません。なかなか買い手が見つからなければ１年以上かかることもあるでしょう。

競売が始まってからでも任意売却することはできますか？

競売が開始してからでも任意売却をすることはできます。もっとも、開札日の前日までに債権者に競売を取下げてもらう必要があります。任意売却をご希望の場合には、競売手続が開始したら、直ぐに銀行等と交渉した方が良いでしょう。また、落札者が決まった後でも、落札者が競売の取下に同意すれば取下をすることができますが、落札まで手続が進んだ場合には、落札者が同意することは稀であると思われます。

任意売却をすると、いわゆるブラックリストに載ってしまうのですか？

任意売却をしたからブラックリストに載るのではなく、住宅ローンの支払を滞納したからブラックリストに載ることになります。また、住宅ローン以外の借金がありその支払を滞納している場合は、それによってブラックリストに載ることになります。 なお、ブラックリストに載っても掲載期間は５～10年程度であり、一生載るわけではありません。

住宅ローンを長期にわたって滞納したら、どうなりますか？

まず２－３ヶ月程度滞納すると、ブラックリストに載ります。更に放置すると、債権者が裁判所に不動産執行の申立を行うことによって競売手続が開始し、買受人が決定した場合は自宅から退去する必要があります。退去の際に、引越先や引越費用がない等の事情は考慮されません。 そのため、住宅ローンを払うことが難しいかもしれないと少しでも感じたら、早めに弁護士に相談されることをお勧めします。住宅ローン以外の債務の状況、収支等も伺い、客観的に見て住宅ローンを払っていくことが可能か否かをアドバイスさせていただきます。