ご相談事例
遺産相続手続きについて知りたくお伺いします。

この度はじめての遺産相続手続きということになり、何も分からない状況で困っています。父親が亡くなり、私を含む兄弟3人と母親とで遺産を相続することとなりました。ちなみに、私は3兄弟のうち長男です。父親は以前から相続に関しては特に何も言うことはなく、また亡くなった際にも遺言や遺書などはありませんでした。亡くなる以前から相続についても特に口出しをすることはなく、そのために父親が亡くなった今では誰がどのようにいくら相続するのか、全く分からない状況です。　私も母親も兄弟も皆法律には疎くこのような遺産相続という場面についてもはじめてであり、どのように遺産相続を行っていけば良いのか何も分かりません。父親は生前土地を幾つか所有しており、亡くなった今も父親が所有者としている土地があります。土地以外の所有する財産としては金銭や自動車があります。父親以外の家族は母親、そして私をはじめとする3兄弟の合計4人です。相続放棄をする者は誰一人いません。弁護士さん教えて下さい。

遺言書がない場合には、相続人全員で話し合って遺産分割の方法を決めます。法定相続分とは、民法によって定められる相続割合です。法定相続分によってわけると、お母様２分の１、兄弟３人はそれぞれ６分の１となります。もっとも、相続人全員で話し合って合意すれば、法定相続分どおりにお父様の遺産を分ける必要はありません。土地の遺産分割方法としては４つのパターンがあります。①現物分割、②換価分割、③代償分割、④共有分割です。例えば、共有分割は、複数の相続人で共有名義にして不動産を相続するため、後々不動産を売却する際に共有名義人全員の同意が必要となります。そのため、トラブルになることも多いです。遺産相続手続きや遺産の分割方法に不安がある場合は、弁護士にご相談ください。

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