離婚用語集

「内縁関係」とは、別の言い方で「事実婚」とも呼ばれ、婚姻届を提出してはいないけれど自他共に夫婦として認識しており、実際的に「夫婦生活」を送っている、事実上の「夫婦関係」がある場合の男女の関係を指しています。

この関係においても、夫婦の財産に関する規定があり、浮気や不倫は不貞行為とされ裁かれる、解消する際においては財産分与がある、などといった一定の法的権利があります。

この内縁関係を解消するには、法律上の夫婦関係とほぼ同様に、正当な理由を必要とし、それがなく一方的に内縁関係を解消した場合は、慰謝料や損害賠償請求が生じるケースがあります。

ただし、内縁関係の二人の間の子供は非嫡出子となってしまう場合があったり、一般的な夫婦と違って相続権がない、税制の上の扶養は認められない、などといった問題が多い点があるのも事実です。